柔道の世界選手権(6月・ブダペスト)女子日本代表が3日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を報道陣に公開し、昨夏のパリ五輪で2連覇を逃した52キロ級の阿部詩(パーク24)は「もう一度世界一になり、ロサンゼルス五輪までの道を切り開く」と語った。
約3時間の練習では、立ち技を中心に熱のこもった動きを披露。「持ち味の一本を取りにいく柔道を忘れずに磨いていきたい」と初心を強調した。
男子代表は東京都内の別の場所で稽古。66キロ級で五輪2連覇の阿部一二三(パーク24)は終了後に取材に応じ「もう一度同じ舞台で、妹との金メダルを目指す」と気合を入れた。