大相撲夏場所(11日初日・両国国技館)で横綱昇進に挑む大関大の里は6日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)と10番続けて取った。師弟による異例の稽古を8勝2敗と勝ち越し「身が引き締まった。仕切り、そんきょの段階から親方独特の空気感がある」と感謝した。
2人で相撲を取るのは昨年11月の九州場所前以来という。師匠得意の左四つで組み合っても、大の里が右上手からの寄りで制する場面もあった。春場所優勝決定戦の高安戦がヒントになったそうで「だいぶ浅く取って、相手の動きを封じ込められるようになった」と自信を深めていた。