三井住友フィナンシャルグループ(FG)は9日、インドの民間銀行であるイエス銀行に約2400億円を出資すると発表した。現在の株主であるインドの国営銀行などから株式を買い取る。現地の金融機関との関係を深め、成長が見込めるインド市場での事業基盤を強化する。三井住友FG傘下の三井住友銀行が2割の株式を取得し、持ち分法適用会社とする。
イエス銀行は2003年設立で、総資産は日本円で約7兆6千億円相当に上るという。出資を通じ、現地の中小企業などとの接点を確保したい考えだ。
三井住友銀はインドの4カ所に拠点を置き、主に現地に進出した日系企業と取引をしている。