新内閣発足のセレモニー後、報道陣の取材に応じるカナダのカーニー首相=13日、オタワ(カナダ通信・AP=共同)

 【ニューヨーク共同】カナダのカーニー首相は13日、新内閣を発足させた。ルブラン前国際貿易相を留任させる一方で肩書を「カナダ・米貿易担当相」に変更。関税圧力を強めるトランプ米政権との「新たな経済、安全保障関係を明確にする使命を与えられた体制」と位置付けた。カーニー氏は4月下旬の総選挙で「反トランプ」を訴え、自由党を勝利に導いた。

 自身を除く閣僚28人を男女半数ずつに分け、ルブラン氏のほか、シャンパーニュ財務相とフリーランド運輸相兼国内貿易相が留任した。アナンド前イノベーション・科学・産業相が外相に、ジョリー前外相は産業相に就き、経験豊富な閣僚経験者が残留した。