岐阜県警関署は16日、関市内の60代無職女性が現金2千万円をだまし取られたと発表した。特殊詐欺事件として調べている。
署によると、4月11日午後3時ごろ、女性宅に通信業者を名乗る男から「携帯電話料金が未納」「確認のため警察署に電話してほしい」と電話があり、指定された携帯番号に電話をかけると、警察官を名乗る男から住所や連絡先などを聞かれた。後日、交流サイト(SNS)を通じ警察官を名乗る人物から「詐欺グループの仲間として疑われている」「一つの口座に現金を集めてほしい」と言われるとともに、検察官を名乗る男からもSNSを通じて連絡があり、19日から29日にかけて指定された11の口座に計2千万円を振り込んだ。
女性は一人暮らし。10日に別居している息子と署を訪れ、被害を申告した。