岐阜県は4日、中津川市で進められているリニア中央新幹線瀬戸トンネル新設工事の現場から同市の瀬戸地区残土処理場に持ち込まれた土砂に、産業廃棄物であるコンクリートがらが混入していたと発表した。県廃棄物対策課は、施工業者の奥村組、淺沼組、TSUCHIYAによる共同企業体に対し、18日までに混入原因や改善策を報告するよう求めた。

 同課によると、恵那県事務所が5月23日に立ち入り検査し、搬入済みの土砂の中に3~5センチ程度のコンクリートがらを確認した。その後、業者の再調査と撤去作業の中で、最大40センチ程度のコンクリートがら約70個が見つかった。撤去作業は現在も続いている。