男子個人総合を制した岩田隼のクラブの演技=熊本市総合体育館(清水綾子さん提供)

 新体操の全国高校選抜大会は18日、熊本市総合体育館で開幕し、男女の個人を行った。岐阜県勢は男子に3選手が出場し、個人総合で岩田隼(済美)が4種目合計61・850点で優勝した。

かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」

 岩田は種目別のスティック15・675点、クラブ16・000点でともに1位。他の2種目もロープ2位、リング4位と上位につけ、個人総合で2位と0・350点差の接戦を制し、昨夏の全国総体に続き頂点に立った。

 県勢は他に、田中千紗仁(同)がクラブ4位、リング8位タイで、個人総合では57・800点で7位に入った。

◆重圧乗り越え接戦制す

 全4種目を終え、他の選手の結果を待つ間、岩田隼の胸中は、優勝への期待と不安が入り交じっていた。「危ない種目もあった」と全種目で完璧な演技とまではいかず、半信半疑の中、届いた結果は「優勝」だった。2位とは0・350点差。接戦を制し、昨夏の全国総体に続く王者の称号をつかみ取った17歳。「ほっとした。うれしい」と喜びがあふれた。

 第1種目のスティックの出来が、優勝の鍵を握るとみていた。やや苦手意識はあるものの、手具を視野外でキャッチするなどの練習を積んで、難易度の高いプログラムに挑戦した。

 「大きなミスはなく、うまくまとめられた」と控えめに振り返りながらも、結果は種目別で1位。「少し気持ちが楽になった」と他の種目にもメンタル面で好影響を及ぼし、最後まで大きく崩れることなく戦い抜いた。

 全国総体優勝などの過去の実績から追われる立場で迎えた今大会。「プレッシャーはあった」と明かすが、その中でたどり着いた頂点に「重圧を乗り越えることができ、自信にもつながる」と話した。指導する大垣共立銀行OKB体操クの坂本匡コーチは「反省点もあるが、本当に頑張って結果につなげてくれた」と教え子をたたえた。