福井県南西部の首長らで構成する北陸新幹線の建設促進同盟会は14日、同県小浜市で総会を開き、市内を通る現行計画での大阪延伸の早期実現を要望する決議を採択した。沿線の京都府で地下水への影響などを懸念する声が高まっていることを踏まえ、科学的知見に基づく情報発信や丁寧な説明を国に求めた。
決議は、北陸新幹線は重要な国家プロジェクトであり、整備効果は大阪まで開業してこそ最大限発揮されると指摘。敦賀(福井県)―小浜間の先行開業の検討も求めた。
総会で小浜市の杉本和範市長は「早期実現に向け、機運醸成に努めたい」とあいさつした。