自民党会合であいさつする森山幹事長=14日午後、鹿児島市

 自民党の森山裕幹事長は14日、鹿児島市での党会合で、立憲民主党など野党7党が共同提出したガソリン税の暫定税率廃止法案を批判した。廃止時期を7月1日とした点に関し「どう考えても、実現できるとは思わない。国民に正直な政治をすることが大事だ」と述べた。

 一方、立民の野田佳彦代表は東京都立川市で記者団に「最近の自民は、われわれが提案すると批判し、審議拒否する。野党になってしまった」と指摘。法案の取り扱いに関し「採決で結論を出すか、継続審議でチャンスを残すか、相談して対応する」と語った。