エア・インディア機の墜落現場に残る機体の一部の近くを歩く人=12日、インド・アーメダバード(ロイター=共同)

 【アーメダバード共同】インド西部アーメダバードのエア・インディア機墜落事故で、英ニュースサイトのインディペンデントは13日、離陸直後に機長が「推力がなく、上昇できない」と管制官に伝えていたと報じた。機体や部品に不具合があった可能性がある。ロイター通信によると、エア・インディアとインド政府はエンジンの推力や翼のフラップ(高揚力装置)などに焦点を当て、墜落原因を調べている。

 地元メディアは14日、乗客乗員241人と地上で巻き込まれた人の計274人が死亡したと報じた。現場からブラックボックス一つが回収されており、当局が分析を急ぐ。米国や英国の調査支援チームも到着した。