JOCの山下泰裕会長

 【ジュネーブ共同】柔道の1984年ロサンゼルス五輪男子無差別級金メダリストで、日本オリンピック委員会(JOC)会長の山下泰裕氏(68)に、国際オリンピック委員会(IOC)が「五輪オーダー」(功労章)を授与することが14日、複数の関係者への取材で分かった。IOCが今月の理事会で承認した。

 五輪オーダーは五輪運動で功績のあった人物をたたえるもので、新型コロナウイルス禍で東京五輪を開催した2021年には菅義偉首相(当時)や東京都の小池百合子知事らが受章した。

 山下氏は長期療養中で、19年から務めてきたJOC会長を今月下旬に退任し、IOC委員も退く見通し。