エア・インディア機墜落事故の遺族がDNA型を提供する施設=14日、インド・アーメダバード(共同)

 【アーメダバード共同】270人以上が犠牲になったインド西部アーメダバードのエア・インディア機墜落事故で、地元病院は14日、犠牲者の遺族に遺体の引き渡しを始めた。遺体は損傷が激しく、身元特定は難航。当局はDNA型での確認を進めるが、地元メディアによると同日時点で親族と一致したのは11人にとどまり、引き渡し完了には時間がかかりそうだ。

 遺体は墜落現場近くの病院に安置されている。国内外から駆けつけた遺族らは炎天下、屋外のテントで待機を求められており、一部の遺族は不満を募らせている。