昭和7年に金津遊郭で行われた花魁道中の様子を伝える絵はがき(岐阜市歴史博物館提供)

 江戸の出版王、蔦屋重三郎の半生を描いた大河ドラマ「べらぼう 蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)」は、近く舞台を吉原遊郭から日本橋に移す。ドラマの前半で注目されたのは、あでやかな衣装をまとい遊郭を凜と練り歩く「花魁(おいらん)道中」。かつて遊郭があった岐阜市柳ケ瀬でも昭和に...