17日、ガザ北部ガザ市で、イスラエルの攻撃による親族の死を嘆く人々(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで17日、支援物資を受け取るために集まった住民にイスラエル軍が攻撃し、51人が死亡した。ガザ保健当局が発表した。ロイター通信は住民の話として、支援トラックの到着を待っていた群衆に砲撃があったと伝えた。米イスラエル主導で設立した「ガザ人道財団」による物資配給との関連は不明。

 人道危機が深刻化するガザでは、支援物資の配給に住民が殺到している。ガザ人道財団が運営する配給所周辺ではイスラエル軍の攻撃が相次ぎ、これまでに300人以上が死亡した。ガザでは限定的だが国連なども支援を実施している。