記者会見する韓国首相候補の金民錫議員=17日、ソウル(共同)

 【ソウル共同】韓国の李在明大統領が首相候補に指名した金民錫議員(61)は17日、ソウルで外国メディアに向けた記者会見を開いた。日韓関係を改善させた尹錫悦前政権の対日政策を維持しつつも、歴史問題では日本に毅然と対応する考えを示した。一貫性のある外交と歴史認識の両立に向け「折り合いをつける取り組みが始まったばかりだ」と強調した。

 首相候補の指名を受けた直後に河野太郎前デジタル相ら日本政界の友人から連絡が来たとのエピソードを紹介。若手議員時代から日本の政治家と交流を続けてきたとし、「韓日間に紆余曲折があっても、一貫して良い関係を維持してきた人たちだ」と語った。