住友生命保険は17日、山形支社新庄支部に勤めていた50代女性営業職員が顧客計26人に高利回りの預金があるなどとうそをつき、約2240万円を詐取していたとする調査結果を発表した。昨年8月に発覚し、3月に被害の一部を公表していたが、全容解明に向け調査していた。

 職員は今年1月に退職したが、同社は今月17日までに懲戒解雇相当の処分を行った。今後、刑事告発する方針。

 住友生命によると、元職員は2015年11月〜24年8月、高利回りの預金や金融商品があるなどと言って勧誘をし、解約返戻金の一部を借りられる契約者貸付や、保険ファンドの利用を持ちかけていた。