【ワシントン共同】米商務省が17日発表した5月の小売売上高(速報値、季節調整済み)は前月比0・9%減の7154億ドル(約103兆6千億円)だった。0・7%減を見込んだ市場予想を超える減少率となった。マイナスは2カ月連続。

 トランプ政権の自動車関税発動を前にした駆け込み需要の反動減などが重しとなった。

 月ごとの変動が大きい自動車・同部品を除いた売上高も0・3%減だった。

 業種別では自動車・同部品が3・5%、飲食料品は0・7%それぞれ減った。家具は1・2%、衣料品は0・8%それぞれ増えた。

 全体の前年同月比は3・3%増、自動車・同部品を除いた売上高は、3・5%増だった。