【ニューヨーク共同】週明け23日のニューヨーク原油先物相場は指標となる米国産標準油種(WTI)の8月渡しが前週末終値比で約7%下落し、1バレル=68・51ドルで取引を終えた。米国のイラン核施設攻撃を受け、22日の時間外取引で約5カ月ぶりの高値水準となる78・40ドルまで急騰する場面もあったが、中東からの原油供給を巡る懸念が和らぎ、下落に転じた。
トランプ米大統領が23日朝、SNSに「石油価格を上げるな。敵の思うつぼだ」などと投稿。イランが米国への報復としてカタールの米空軍基地を攻撃したものの、人的被害がなかったと伝わったことで、原油価格は下げ幅を拡大した。