岐阜県警は26日、岐阜市内で同日開いた県警柔道剣道大会で、岐阜羽島署の男性巡査(32)が柔道の試合中に相手の投げ技で首を骨折し、頸髄(けいずい)損傷の重傷を負ったと発表した。命に別条はないものの、倒れた時は体が動かない状態だった。
県警教養課によると、事故は午前10時20分ごろに発生。巡査は「袖釣り込み腰」と呼ばれる投げ技で頭部付近を強打した。倒れたまま動けず、畳の上に寝たまま救護室に運ばれ、岐阜市内の病院に救急搬送された。
巡査は団体戦(7人制)のメンバーで、岐阜羽島署の5番目「三将」として出場し、リーグ戦初戦で負傷した。三将戦は体重差や競技歴が関係ない「自由枠」。巡査は初段で、対戦相手は三段の実力があり、巡査よりも体格が大きかった。
県警では2017年の大会でも...