【ニューヨーク共同】トランプ米大統領の一族が率いる複合企業が発表した新たな携帯電話サービス「トランプ・モバイル」を巡り、発売予定のスマートフォンが「米国製」であるとする表記が公式サイトから削除されたと米メディアが報じた。製造地に関する具体的な記述がなくなり、あいまいな表現に変更されたという。

 複合企業は、トランプ氏の長男ジュニア氏や次男エリック氏が率いる「トランプ・オーガニゼーション」。米ブルームバーグ通信によると、当初、公式サイトでこのスマートフォンが「米国製」と明記されていたが、現在は直接的な言及が消え、別の表現に変更されている。

 企業側は今月16日、携帯サービスの開始とともに今夏に「米国製」の携帯端末も発売すると発表していた。もっとも米メディアは世界の主要スマートフォンメーカーは米国内での量産態勢を整えていないとして当初から「米国製」との主張に疑問を呈していた。