【ワシントン共同】バンス米副大統領が、リベラル派が多く利用する交流サイト(SNS)「ブルースカイ」にアカウントを作成し、物議を醸している。18日の初投稿でトランスジェンダーを否定的に取り上げて炎上し、バンス氏をブロックする利用者は15万人を超え最多を記録。分断をあおるのが狙いだと批判の声が出ている。
「ここが常識的な政治議論の場になっていると聞いた。意見交換を楽しみにしている」。バンス氏は初投稿で書き込んだ。バンス氏やトランプ大統領は、性別は「男と女だけ」であるのが「常識」だと主張している。トランスジェンダーの権利を擁護するリベラル派を挑発するような内容に波紋が広がった。
ブルースカイはX(旧ツイッター)に似たSNSで、約3400万件のアカウントがある。AP通信などによると、昨年11月の大統領選でトランプ氏が勝利後、利用者が急増。Xでトランプ支持者による発信が勢いを増し、Xを所有する実業家マスク氏の政権入りなどを嫌って移ったリベラル派が多いとみられる。