東京電力福島第1原発事故で約11年半全町避難が続いた福島県双葉町で建設中の「イオン双葉店」について、双葉町とイオン東北(秋田市)は1日、同店を8月1日午前10時半に開店すると発表した。原発事故後、町内にスーパーができるのは初めて。辻雅信社長は「小さな店だが新たなコミュニティーが生まれるような、大きな意義のある店にしたい」と話した。
JR双葉駅前の町役場隣に立地し、午前8時〜午後7時、年中無休で営業する。イオン東北によると、平屋建てで売り場面積は約197平方メートル。地元の野菜や鮮魚、家庭用医薬品など約4500種類を扱う。同社は移動販売車の町内巡回も継続するとしている。