1日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=143円台前半で取引された。

 午後5時現在は前日比1円05銭円高ドル安の1ドル=143円07〜09銭。ユーロは32銭円高ユーロ安の1ユーロ=168円59〜63銭。

 米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が高まり、日米の金利差の縮小が意識され、円買いドル売りが優勢だった。

 日銀が1日発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)で、製造業の景況感が改善。日銀が「追加利上げをしやすくなる」(外為ブローカー)との思惑からも円が買われた。