大相撲の十両以上の力士約70人が1日、名古屋場所(13日初日)の新会場となるIGアリーナ(名古屋市北区)を視察した。力士会終了後に東西の支度部屋や館内の動線などを約20分かけて確認。新横綱大の里は「すごく整っている。国技館や大阪、九州とはちょっと違う雰囲気」と感想を語った。名古屋場所はアリーナ開業後最初のイベントとして行われる。
年6回開催の本場所の常設会場が変更になるのは、東京・両国国技館が落成した1985年初場所以来で40年ぶり。地方場所では81年九州場所以来となる。歴史的な節目を迎える新横綱は「いい経験。この会場で相撲を取れることを楽しみたい」と心待ちにした。