日本の郵便局を経由しない私的な米国の軍事郵便で、大麻を液状に加工した「大麻リキッド」を密輸しようとしたとして、沖縄地区税関は7日、関税法違反の疑いで、米国籍の住所不定、自称自営業マシュー・ウェスト容疑者(43)を那覇地検沖縄支部に告発した。支部は7日、受理した。「大麻リキッドは送っていない」と容疑を否認している。
沖縄県警が6月18日、税関からの通報を受け、沖縄に来ていたウェスト容疑者を麻薬取締法違反(輸入)の疑いで逮捕していた。
告発容疑は6月11日、米国からの「非公用軍事郵便」を使って、在沖縄米軍人の関係者宛てに麻薬約2・9グラムを密輸しようとした疑い。