経営再建中の日産自動車は7日、2031年を満期とする新株予約権付きの転換社債を発行し、1500億円を調達すると発表した。市場関係者によると、普通社債も発行し、調達額は計約7500億円になる見通し。電気自動車(EV)などの技術開発に充てる。

 社債はいずれも海外の機関投資家向け。転換社債は一定の条件下で株式を取得できる権利が付与された債券で、日産は「再建計画の着実な推進に向け、多様な資金調達方法を検討した結果だ」と説明した。