【ベルリン共同】ポーランド当局は7日、不法移民の流入を防ぐためドイツ、リトアニアとの国境で入国審査を開始した。6月のポーランド大統領選でトゥスク首相が推す候補が反移民派の候補に敗れたことを受け、トゥスク政権は移民に対する強硬姿勢を強めて国民の支持を取り戻す構えだ。
ドイツとの国境に52カ所、リトアニアとの国境に13カ所の検問所を設置した。審査は8月5日まで実施するが延長の可能性もある。
ウクライナ侵攻を続けるロシアと同盟関係にあるベラルーシはリトアニアへの不法移民密航を支援しているとされ、ポーランド当局はリトアニア経由の不法入国を阻止したい考えだ。