京都大は7日、ウクライナから受け入れている留学生と学長ら大学関係者との懇談会を京都市内で開いた。今秋帰国する留学生5人が日本で学んだことや将来の目標を報告。京大はウクライナ学生らの支援のために基金を設立しており、寄付者代表として出席した建築家安藤忠雄さんが「目標を持って新しい世界を切り開いてほしい」と激励した。
留学生5人は昨年、学部生として来日した。心理学を学んだ女性は「戦争から少し離れることができた。支援者の方に非常に感謝している」と話し、帰国後は心理療法士を目指すと語った。
安藤さんは、自身が海外で苦労した経験を語り、最後に「頑張って」とエールを送った。