ルビオ米国務長官(ロイター=共同)

 【クアラルンプール共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会議出席のためマレーシアの首都クアラルンプールを訪問中のルビオ米国務長官は10日、中国側との会談を模索していると明らかにした。中国の王毅外相との初対面を目指し「取り組んでいる。会うかもしれない」と記者団に述べた。王氏もマレーシア滞在中で、11日にも会談する可能性がある。

 実現すれば今年1月の第2次トランプ政権発足後、米中外相の対面会談は初めて。米政権の高関税政策や、東・南シナ海、台湾海峡での中国の軍事活動を協議するとみられ、激しい競争が続く米中の対話維持につなげられるかどうかが焦点だ。