【クアラルンプール共同】ルビオ米国務長官は10日、トランプ政権が英国、オーストラリアとの安全保障枠組みAUKUS(オーカス)の柱である原子力潜水艦のオーストラリア配備計画を見直すと表明したことを巡り「計画に反対しているという意味ではない」と述べた。訪問先のマレーシアで記者団に「われわれの政策は変わっていない」と強調した。
計画が破棄されれば、インド太平洋地域で中国の軍事的脅威に対抗する米英豪の協力が揺らぐ恐れがあると懸念されている。ルビオ氏は「バイデン前政権から引き継いだ全ての政策を把握したいということだ」と釈明し、不安払拭に努めた。