スマートフォンに表示された米エヌビディアのロゴ(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米調査会社ファクトセットによると、米半導体大手エヌビディアの時価総額が10日、終値で初めて4兆ドル(約585兆円)を突破した。9日の取引時間中に上場企業として世界で初めて4兆ドルを超えていた。生成AIの開発ブームを背景に、時価総額で競合する米アップルや米マイクロソフトより先に4兆ドルの大台を付けた。

 エヌビディアの10日終値の時価総額は4兆40億ドル。MSは3兆7272億ドル、アップルは3兆1725億ドルと続いた。エヌビディアの時価総額は日本企業トップのトヨタ自動車の約15倍に相当し、昨年6月に3兆ドルを突破してから1年余りで史上初の4兆ドルに達した。