日本ガイシは14日、新事業創出に向けた交流拠点「NGKコラボレーション・スクエア・ダイバース」(名古屋市)の開設式典を開いた。15日から運用する。新興企業やグループ企業など社内外の対話を促進し、自社のセラミック技術を脱炭素やデジタル分野へ応用する狙いがある。
交流拠点は3階建てで、曲線的な外観が特徴となっている。日本ガイシの技術を分かりやすく説明した展示を新興企業の関係者と見て回り、事業案を練るなどの利用を想定する。
日本ガイシの売上高の多くを占める自動車用の排ガスフィルターは、電気自動車(EV)の普及に伴い長期的に需要が減る見通し。