県が10日発表した人口動態統計調査によると、6月1日現在の県の推計人口は190万87人。1年前と比べ約1万7千人減少した。もはや「200万県民」とは言えない状況だ。2050年には137万人まで減少するとの推計もある。人口減少の潮流にあらがうにはどうすればいいのか-。参院選を機に、人口減や人手不足の現場を見つめた。
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「教員不足とは聞くけどこんなに切迫した状況なの」-。岐阜市内の小学校に通う2年生の息子を持つ女性は6月下旬、学校から届いたお知らせに驚いた。育休に入る担任の代わりが見つからず、息子のクラスを分割。年度途中の夏休み明けから新しいクラス編成でスタートするという。「春からのクラスにようやく慣れてきた頃だろうに」
▼夏休み後に
お知らせには、...