【ナイロビ共同】世界最高齢の現役国家元首で、40年以上政権を維持するアフリカ・カメルーンのビヤ大統領(92)が13日、10月に実施される大統領選に出馬し8期目を目指すと表明した。欧米メディアによると、昨年死亡説が流れたこともあり、健康不安への懸念を払拭できるかどうかが焦点となる。
ビヤ氏はXへの投稿で「最高の瞬間はこれからだ」と述べ、再選への意欲を強調した。長年の強権的な統治に対する批判に加え、最近は盟友の離反も相次ぎ、選挙は激戦が予想されている。
1982年に前任者の引退に伴い大統領に就任。2008年の憲法改正で無制限の再選が可能となり、アフリカ有数の長期政権を築いた。