環境省は15日、国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に、国内有数のコハクチョウ飛来地である福島県の「猪苗代湖」が同日付で新たに登録されたと発表した。国内の登録湿地は54カ所目。
23日からアフリカ・ジンバブエで開かれる条約締結国会議で、福島県会津若松市など関係自治体の代表者に登録認定証が授与される予定。
環境省などによると、登録地は猪苗代湖と周辺地域の計1万960ヘクタール。国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種としている鳥「ホシハジロ」なども生息。透明度の高い水質で、住民らによる清掃美化運動も行われている。