気象庁=東京都港区
 台風5号の経路(温帯低気圧)

 台風5号は15日午前2時ごろ北海道襟裳岬付近に上陸し、北海道を縦断して午前9時の観測で温帯低気圧に変わった。気象庁によると、台風の北海道上陸は2016年以来で、7月に上陸したのは統計がある1951年以降で初めて。

 北海道では15日は非常に強い風が吹く恐れがあり、釧路市で最大瞬間風速24・3メートルを観測した。北海道と東北の海上は15日、うねりを伴い大しけとなり、16日もうねりを伴ってしける所がある。

 台風5号から変わった温帯低気圧は15日午前9時現在、千島近海を時速約55キロで北北東に進んだ。中心気圧は998ヘクトパスカル、最大風速は18メートル。