昨年の能登半島地震と記録的豪雨に被災した石川県輪島市で15日、「公共ライドシェア」の実証実験が始まった。災害のため地元のタクシー会社が休業するなどして、時間帯や場所によって公共交通機関が使用できない「交通空白」が生じていた。
輪島市が運営主体となり、市内と金沢市のタクシー会社に運行管理を委託。自動車学校で講習を受けた一般のドライバー14人が運転する。市東部地区では車を持たない高齢者らの利用を想定し、平日午前8時〜午後4時に運行。市中心部では飲食店から帰宅する人に使ってもらうため、火〜土曜の午後6時〜午後11時に走らせる。