【ワシントン共同】米国防総省は14日、シンクタンク、アスペン研究所が西部コロラド州で開催する安全保障関連会合への米軍関係者らの参加を突然取りやめた。ニューヨーク・タイムズ紙などが報じた。会合では毎年、同省や米軍の高官らが登壇してきた。同省のパーネル報道官は会合の方針が「力による平和の実現」などの政権の目標と一致しないと説明した。
会合は15日から4日間の予定。研究所が事前に出した案内によると、インド太平洋軍のパパロ司令官らが出席する予定だった。バイデン前政権で大統領補佐官だったサリバン氏らも参加する。
同紙によると、国防総省の報道担当のキングスリー・ウィルソン氏は声明で「グローバリズムという悪を助長し、われわれの偉大な国家を侮辱し、大統領に対する憎悪をあおる会合には今後参加しない」と強調した。