教員らが女子児童を盗撮しSNSのグループチャットで共有したとされる事件で、名古屋地検は15日、愛知県内の施設で9歳だった女児の下着を盗撮し画像を共有したとして、性的姿態撮影処罰法違反(撮影など)の罪で、名古屋市立小の主幹教諭森山勇二容疑者(42)=同市天白区=を起訴した。

 起訴状によると、昨年9月26日、当時9歳の女児の下着をデジタルカメラで盗撮し、翌27日に複数の教員が参加するグループチャットに画像を送信したとしている。

 地検は今月11日、7歳だった女児の下着を盗撮し動画を共有したとして、グループチャットに加わっていた横浜市立小教諭、小瀬村史也被告(37)も起訴している。

 今年1月に名古屋市内の駅のホームで当時15歳の少女のリュックサックに体液をかけたとして、3月に器物損壊罪で起訴された名古屋市立小の元教諭、水藤翔太被告(34)の携帯電話を愛知県警が解析し、グループの存在が判明。水藤被告は児童の楽器に体液を付けたなどとして、不同意わいせつなどの罪でも追起訴された。