名古屋大学と連携 地理的制約のない就労モデルの実現へ
株式会社ウフル(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:園田 崇史 以下、ウフル)は、国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学(未来社会創造機構長:佐宗 章弘 以下、名古屋大学)の再委託先として、2025年8月より愛知県新城市(市長:下江 洋行)にて行われる仮想空間を活用した新たな働き方「メタワーク」の実証実験に参画することをお知らせいたします。
地方都市が抱える人口減少や高齢化は、地域経済に深刻な影響を及ぼしています。特に、就労機会の限定や若年層の流出は、地域社会の活力を損なう一因となっています。こうした状況を踏まえ、本実証では、仮想空間を活用した新しい働き方「メタワーク」に着目し、地域に拠点を置きながら、都市部や海外とつながる就労モデルを創出することで、地域が持続的に発展するための新たな仕組みの構築を目指します。

実証実験のイメージ図(名古屋大学提供)
実証実験では、VRゴーグルを用いて遠隔地に設置されたロボットアームを操作し、仮想空間における労働「メタワーク」の実現可能性を検証します。また、新城市に暮らす住民の方にご参加いただくことで、地域に根ざした新しい働き方の可能性についても探ります。将来的には、遠隔地にある物流倉庫や工場での業務など、様々な場面での応用が期待されています。
本実証は、内閣府の事業である「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期/バーチ ャルエコノミー拡大に向けた基盤技術・ルールの整備/地域活性化のためのグローカルインターバース基盤の研究開発」に採択された研究の一環として実施されるものです。ウフルは、名古屋大学からの再委託を受けて本事業に参画し、仮想空間と実環境をつなぐIoT・クラウド基盤 の構築および運用支援を担います。
■実証実験の概要

■研究体制

ウフルは2014年より、プログラミングの専門知識がなくても誰でも簡単にアプリケーションを開発できるノーコード/ローコード手法を用いたIoTシステムの研究開発に取り組んできました。本事業では、直感的に操作できる開発ツール「Node-RED」と、ウフルが独自に開発・提供するローコード開発プラットフォーム「enebular」を活用し、専門的なプログラミングの知識がなくてもアプリやシステムを手軽に構築できる仕組みを用いて、メタワークサイト(工場や倉庫など離れた場所)のIoT-EUC基盤を構築します。メタワークの実用化を通じて、メタバースと実世界が融合する「グローカルインターバース基盤」を構築することで、地域社会の経済的な発展と課題解決を目指してまいります。
■株式会社ウフルについて:https://uhuru.co.jp/
ウフルは「テクノロジーと自由な発想で、持続可能な社会を創る」を理念として、企業や社会のDX(デジタルトランスフォーメーション)とデータ活用を支援・推進しています。クラウドサービスの導入と運用をはじめ、コンサルティングやシステム開発等を自社製品やソリューションとともに、エッジからクラウドまでワンストップで提供しています。また、企業活動の枠を超えて、地域や産業のDXを実現するために、スマートシティやスマートサプライチェーンに必要とされる、信頼できるデータ流通のための仕組みの導入と標準化に向けた提言を行いながら、IoT×ブロックチェーン領域における研究開発にも取り組んでいます。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ