米連邦破産法11条を申請した自動車部品大手マレリホールディングス(さいたま市)は29日、米投資ファンドのストラテジック・バリュー・パートナーズ(SVP)などの企業連合が経営再建の新たなスポンサーとなったと発表した。

 6月の申請後、破産法に基づく枠組みの中でスポンサーを募ったが、期限までに有力な提案が出なかったことから、主要債権者のSVP連合が経営の立て直しを主導することになった。今後具体的な再建計画を策定し、来年までに一定のめどを付けたい考えだ。

 マレリは日産自動車系列のカルソニックカンセイが前身。19年にイタリアのマニエッティ・マレリと経営統合して現在の社名になった。