2024年8月、北海道根室市の花咲港で水揚げされたサンマ

 水産庁は29日、今年8〜12月に北海道沖から千葉県沖にかけて来遊するサンマの量の見通しを「昨年並みの低水準」と発表した。重さは昨年を上回るが、近年の不漁が続くと見込まれ、今年も食卓から遠のきそうだ。

 サンマの重さは昨年を上回り、110〜120グラム台が中心となる見通し。漁場は公海が中心となり、8〜9月は北海道東方沖の公海、10月以降は北方四島や周辺公海に魚群がやってくると予想した。

 国立研究開発法人の水産研究・教育機構がサンマの分布量を推測する調査を行った。