総務省消防庁は29日、熱中症により21〜27日の1週間に全国で今年最多の1万804人が救急搬送されたとの速報値を公表した。北海道、山梨、兵庫など14道府県で計16人の死亡が確認された。

 都道府県別の搬送者数は、東京が1099人で最多。埼玉750人、北海道690人と続いた。

 3週間以上の入院が必要な重症は260人、短期の入院が必要な中等症は3624人だった。65歳以上の高齢者が搬送者全体の55・6%を占めた。

 消防庁は、小まめな水分補給やエアコンの適切な使用を呼びかけている。