外国人ドライバーの事故対策が課題になっていることを受け、警察庁は今回、外国人による交通事故についての統計を初めて明らかにした。上半期としては、2005年に死亡・重傷事故が350件あったが、その後減少。近年は上半期で200件を超え、増加傾向にある。

 所有する免許証の種類の別では、「日本の免許」が84・5%で最も多く、「国際免許」6・2%、「外国免許」1・9%の順だった。日本の免許の中には、外国で取得した免許を日本で有効な免許に切り替える「外免切り替え」のケースも含まれるとみられる。警察庁は外免切り替えの審査を厳格化する制度改正案を公表している。