東京・永田町の自民党本部の看板

 自民党は29日、参院選大敗の原因を検証する「参院選総括委員会」の初会合を31日に開く方針を固めた。トップの委員長には森山裕幹事長が就任する。菅義偉副総裁が顧問となり、鈴木俊一総務会長や木原誠二選対委員長ら党執行部が副委員長として名を連ねた。関係者が明らかにした。8月中をめどに報告書を取りまとめる。

 総括委は各都道府県連や友好団体、有識者らから意見聴取する予定。自民から支持が離れた理由を検証し、党勢回復につなげたい考えだ。森山氏は記者会見で「選挙結果を分析し課題を洗い出したい」と述べた。

 自民は第1次安倍政権の07年に参院選で惨敗した際も総括委を設置し、敗因を検証している。