ドイツのメルツ首相(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ドイツのメルツ首相は29日、パレスチナ自治区ガザの人道危機を巡り、支援物資を空中から投下するために輸送機2機がヨルダンに向かったと明らかにした。早ければ30日にも空中投下を始めると表明した。ベルリンでヨルダンのアブドラ国王と会談後に記者会見した。

 さらに英国とフランス、ドイツが、イスラエルと人道危機への対応を協議するため、同国に近く外相を派遣することを検討していると明らかにした。

 メルツ氏は28日の記者会見で「ヨルダンと協力し、直ちに人道支援物資を届けるために空の橋を架ける」と述べ、ヨルダンの協力を受けながら空中投下を実施する方針を発表していた。