スカイドライブが開発した「空飛ぶクルマ」=31日午前、大阪市此花区の夢洲

 大阪・関西万博の会場で31日、スカイドライブ(愛知県豊田市)が開発した「空飛ぶクルマ」のデモ飛行が始まった。万博の公式キャラクター「ミャクミャク」をあしらった機体が無人で約4メートル上昇し、約3分間、数十メートルを飛ぶと、観客の熱い視線が注がれた。

 万博では既に米リフト・エアクラフト社製の1人乗り機体がデモ飛行。国産のスカイドライブの機体は3人乗りで、福沢知浩最高経営責任者(CEO)は「少しずつ飛行範囲を拡大していきたい」と話し、今後は会場外の海上を飛ぶ計画。

 東京都練馬区から家族4人で来た小学2年高野七碧さん(7)は「将来大きくなったら乗ってみたい」と笑顔を見せた。