ニューヨーク証券取引所(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】7月31日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4日続落し、前日比330・30ドル安の4万4130・98ドルで取引を終えた。トランプ米大統領が米国で医薬品事業を展開する17社に医薬品の価格を引き下げるよう書簡で要請したと伝わり、関連株に売りが出た。

 トランプ氏はこの日、17社に60日以内に医薬品の価格引き下げ措置を講じるよう求める書簡を自身の交流サイト(SNS)に公表。関連株に売りが膨らんだ。堅調な米経済指標を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測が後退したことも投資家心理を冷やした。