【ベルリン共同】ドイツのワーデフール外相は7月31日、訪問先のエルサレムでイスラエルのネタニヤフ首相やサール外相らと会談し、パレスチナ自治区ガザの人道危機への対応を協議した。欧州のメディアによると、ワーデフール氏はガザ住民の域外への「追放」や、ヨルダン川西岸などの「併合」を追求しないようイスラエルに求めたことを記者団に示唆した。
ワーデフール氏はイスラエルが「国際的にますます孤立する危険にさらされている」と警告。ナチス時代のホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の加害責任を念頭に「孤立を阻止する責任がある国があるとすれば、それはドイツだ」と訴えた。