7月31日、逮捕状発付の是非に関する審査のため、ソウル中央地裁に向かう李祥敏前行政安全相(中央)(聯合=共同)
 李祥敏前行政安全相(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国の尹錫悦前大統領による昨年12月の「非常戒厳」宣言を捜査する特別検察官の捜査チームは1日、違法な戒厳令に関与した疑いなどで、李祥敏前行政安全相を逮捕した。韓国メディアが伝えた。戒厳令を巡る当時の閣僚が逮捕されたのは、金龍顕前国防相(内乱罪で起訴)に続き2人目。

 報道によると、李容疑者は戒厳令の際、一部メディアへの電気や水の供給を止めるよう所管する消防当局に指示したとして、内乱の重要任務を担ったなどの疑いが持たれている。